あなたの膝の上
聴いていた風の音
明け方のタクシー
淡い春の空
太陽が昇れば
忘れてしまう
出来事じゃない
良く似た後ろ姿や
良く似た声に
惑わされてしまう
東京の夜
繋がれるものは何もなく
離れる理由も何もない
ただ空が広がっていくだけ
あなたの胸の上
生きてる音を数えてる
どこにも行かないでって
言えないわたし
太陽が昇れば
忘れてしまう
限りある時間
良く似た薫りや
良く似た言葉に
惑わされてしまう
東京の夜
携帯に残された言葉が
会えない時間を大切にしてる
待っているのは
あの夏の匂いだけ